下記の表は、日経ビジネス20140年9月1日号の記事の一部です。
中国政府が、日本の大企業を対象に過去最大規模の制裁金12億3500元(約200億円)を科したことから、外資叩きという論調もでています。
「また中国は日本に不当にいちゃもんつけている」という印象を持った方も多いのではないでしょうか?
実は私もそのひとりでした。しかし、上記の日経ビジネスの記事を見て考えが少し変わりました。
日本で1,409万円で売られているレクサスが、なんと中国では4,036万円で売られているという事実には驚きました。ベンツもアウディもBMWも2倍以上ですから、中国が怒るのも無理ないかもしれません。
かつての日本にも巨大なアメリカ車に莫大なお金を出して、ありがたく乗って有頂天になっていたという時代もありました。2,000円で仕入れたジョニ黒(ジョニーウォーカー黒ラベル)をありがたく1万円で売ることにより、高級感が出てより売れたという時代もありました。
日本のバブルのころには、ヨーロッパのブランド品バッグの世界売り上げの8割は、日本で売り上げられていたそうです(あるブランド品メーカーの関係者から聞いた話)。
かつての「成金」日本が欧米からカモにされたように、現在では中国の「成金」が世界中からカモにされているのかもしれません。
珍しく「中国が怒ってもしかたないかも」と思えるニュースでした。