オランダ農業 驚愕の輸出力に学べ

日経ビジネス 2014年5月12日号

オランダの人口は日本に比べ1割強にすぎず、国土も九州程度の広さしかない。ただ、農業はGDP(国内総生産)の1割を占め、70万人の雇用を生み出す。農産物の輸出額は世界2位の893億ドルに上り、国土が広大なトップ米国を追随する。

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↓ 日本の耕作放棄地は年々拡大している。

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↓ オランダは、世界第2位の農産物輸出大国

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↓ 日本の農業ベンチャーは、 レタスの年間「12毛作」を実現

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(以上で日経ビジネスの記事、終り)

日経ビジネスでは、「背水の農 TPPショック、5大改革で乗り越えろ」と題して、日本の農業へ提言していますが、詳細に関しては「日経ビジネス」最新号をお読みください。

さて、農産物輸出大国オランダが輸出している農産物はどんなものが多いのか、と調べてみたところ、観賞用植物、タバコ、チーズなどが多いようです。また、野菜に関しては、トマト、パプリカ、きゅうりなど、品種を絞り、特化した市場で競争力を保っているようです。

当然ながら工業先進国であるオランダの「農業」は、高度先端技術を駆使した「工業」と言ってもよいほど、昔ながらの農業とはかなり違う「産業」のようです。

高度先端技術を駆使した生産能力、食の安全性に対する配慮、消費者の痒いところに手の届くサービス、という点において日本が他国に負ける訳がないので、農業においても十分勝機はあると考えます。

勝てる農産物を輸出し、稼いだお金で国内の他の農産物へ投資していってもらいたいものです。

現在、日本の野菜の自給率は81%(農林水産省の試算:2010年の品目別自給率)とのことなので、まずは、野菜類の100%超えと食用穀物 59%、粗粒穀物 1%、豆類 8%の徹底的な改善を期待します。