先々週、JETROが主催した「バングラデシュ投資ミッション」に参加してきました。バングラデシュ滞在はわずか4日間(全行程で3泊6日)ではありましたが、非常に有意義な視察となりました。
地元の大企業や日系の中小企業を訪問させていただいたり、富裕層の自宅やスラム街の学校を見学させていただいたりと、個人であったら数十年かかるであろうと思える出会いや情報をわずか4日間で得ることができました。JETROさんに感謝です。
(正式国名) | バングラデシュ人民共和国 |
(人 口) | 1億5,252万人(2012年) |
( 面 積) | 14万7,570㎢ (北海道の約1.9倍) |
(首 都) | ダッカ |
(公用語) | ベンガル語 |
(宗 教) | イスラム教(国教) |
(日本との時差) | -3時間 |
(日本からのアクセス) | 香港、シンガポール、バンコク、クアラルンプール、昆明、広州のいずれかを経由。所用時間は10時間~13時間。 |
(在留邦人数) | 853人 (2013年10月時点) |
人口1億5,000万人を誇るバングラデシュは、過去10年以上にわたり、安定的に6%の経済成長を続けています。また、現在中国に次ぐ世界第2位のアパレル製品の輸出大国で、大手有名アパレルブランドが生産や調達の拠点としています。さらに海外出稼ぎによる巨額マネーが都市部、農村部に流れ、所得も上昇し、富裕層や中間層が拡大しています(以上、JETROの資料より)。
日本からバングラデシュへの直行便はないため、私の場合は羽田空港を深夜0時頃出発して、バンコクの空港で5時間ほど時間をつぶし、首都ダッカに着いたのは、当日の14時くらいでした。帰りはお昼過ぎにダッカを出て、バンコクの空港で6時間ほど時間をつぶし、羽田に着いたのは翌朝の6時頃でした。往復の移動だけでも結構疲れます。
~初日~
ダッカ市街の光景
ダッカの空港に降りてから、JETROが用意してくれたマイクロバスに乗り、ホテルまで移動しました。バスの窓から見たダッカ市街の第一印象は、やはり思っていた以上に街が汚い、人が多い(ほとんどが男性)、渋滞が激しい、ただ北京やベトナムの街に比べれば、まだ空気の汚さはまし・・・・、こんなところでしょうか。
<ダッカ市街の光景1> CNG(シーエヌジー)という主に中間層以上の人が利用する三輪車タクシー
<ダッカ市街の光景2> ゴミが散乱し、街は汚い。スラムへ近づけば、汚さに貧しさが加わってくる。
<ダッカ市街の光景3> リキシャと呼ばれる主に低所得者、中間層が利用するタクシー。名前の由来は日本の人力車から。
<ダッカ市街の光景4> 世界最悪とも言われるダッカの渋滞。路上は、車、バス、CNG,、リキシャなど色々な乗り物でごった返す。時間帯によっては、500メートル進むのに、車で1時間かかるという場合もある(JETROの資料より)。
<ダッカ市街の光景5> ダッカの郊外へ行くと外を歩く女性の数も増えてくるのですが、市の中心部ではほとんど女性を見かけませんでした。女性は自宅の近所しか出歩かないということなのでしょうか?理由のほどはわかりませんが、珍しく市の中心部に3人の女性がいたので写真を撮りました。ダッカの女性のほとんどは民族衣装を着ていましたが、逆の見方をすれば、スカートやワンピースやジーンズの大市場が眠っていると言えるのかもしれません。
<ダッカ市街の光景6> バスに乗っているわれわれに本を売ろうと近寄って来た少年。小さな子供たちはみな裸足でした。
<ホテルの部屋から見える光景> 5つ星のホテルと外の世界との落差は激しいものでした。
バングラデシュの首都ダッカで得た貴重な経験を、これから8回にわたって、このブログに記していきたいと思います。
(続 く)