バングラデシュ投資ミッションに参加して(2)

オリエンテーション

初日の午後3時過ぎにホテルに着き、その後2時間ほどのオリエンテーションを受けました。

ます、JETROダッカ事務所の駐在員の方から、バングラデシュの現状についてのご説明を受けた後、ユニクロのご担当者からバングラデシュでのビジネスの現状をお話いただきました。

その後、アパレル系日本法人のY社長から現地工場についてご説明をしていただきました。この会社は主に日本の大手量販店向けにTシャツやトレーナー、ジャケットなどを生産しているとのことです。

2009年3月にバングラデシュに進出後、2011年3月に自社工場を120名体制でスタート、2014年9月には第2工場を作り、現在800名まで社員が増えているそうです。

Y氏によると、現地法人に日本人はゼロ、全員バングラデシュ人。優秀な人材がたくさんいるが、一番重要なのはコミュニケーション、とのことでした。以下は、Y氏からの情報です。

バングラデシュ生産のメリット

  1. 作業員はまじめで技術習得にもたけ、生産性も向上する。
  2. 中間管理層(大卒以上)は、英語でのコミュニケーション能力も高い。
  3. 綿製品に関しては、原料価格なども中国より安く、価格優位性が高い。

バングラデシュでの製造型・法人運営のリストとデメリット

  1. 政治的な混乱などによるデモが発生し、生産がストップする可能性がある。
  2. 治安は決して良くないため、リスク管理を徹底する必要がある。
  3. インフラが脆弱で停電が頻発。自家発電は欠かせない。
  4. バングラデシュの港から日本の港まで、のべ1か月弱にもおよぶ輸送期間。

オリエンテーションのあと、日本からミッションに加わった38名にJETROスタッフ、現地企業の方々等、総勢50名ほどでパーティーがあり、一挙に打ち解けた雰囲気となりました。

~2日目~

アパレルメーカーの工場を見学

翌朝6:55から長い長いバスの視察ツアーの旅が始まり、ホテル出発から1時間半後、日系企業M社の工場に到着しました。

M社は、日本国内に145名(海外駐在員15名)の従業員をかかえる中堅アパレルメーカーで、2009年にバングラデシュ法人を設立し、2010年から操業、2014年現在2,000人の現地従業員を抱え、さらに来年は3,000人規模に増大すべく、新工場を建設中とのことでした。

<M社工場内の光景1>

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<M社工場内の光景2>

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<M社工場内の光景3>

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<M社工場内の光景4>

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<M社工場内の光景5>

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<M社工場内の光景6>

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<M社工場内の光景7>

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<M社工場内の光景8>

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<M社工場内の光景9>

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<M社工場内の光景10>

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工場内はどこも清潔で、従業員の応対も良く、とても雰囲気の良い会社でした。2時間半ほど見学をさせていただいた後、M社を去り、再びバスに乗ってSky View Restaurant へと向かいました。

(続 く)