バングラデシュ投資ミッションに参加して(5)

~3日目~

バングラデシュの道路事情

朝6時25分にホテルのロビーに集合し、すぐにマイクロバスに分乗してバングラデシュホンダの工場へと向かいました。3時間近くバスに揺られ、やっとたどり着いたのですが、激しい渋滞と道路の質の悪さにはまいりました。

少し郊外へ行くと舗装されている道路も劣悪を極めます。バスが激しく上下に揺れ、とてもバスの中で居眠りするどころではありません。加えて、ところどころ舗装されていない箇所があり、バスは大波小波を乗り越えるようにジャンプしながら進んでいきました。そのためタイヤのパンクもよくあるとのことでした。

JETROの現地所長の話によると、道路の質が悪い理由は「まず、アスファルトやコンクリートの質そのものが悪い。さらにバングラデシュには岩がなく砂もないため、砂の代わりにレンガを砕いたものを混ぜて使っている。そのため、すぐに道路が傷む」とのことでした。

<バスの車窓から見た光景1>OLYMPUS DIGITAL CAMERA

<バスの車窓から見た光景2>OLYMPUS DIGITAL CAMERA

<バスの車窓から見た光景3>OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 <バスの車窓から見た光景4> OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 <バスの車窓から見た光景5>OLYMPUS DIGITAL CAMERA

<バスの車窓から見た光景6> OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 <バスの車窓から見た光景7>OLYMPUS DIGITAL CAMERA

<バスの車窓から見た光景8> OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ホンダの工場を見学 

ホンダの工場では、バングラデシュ周辺国から輸入した部品を手作業で組み立て、オートバイを作っていました。牧歌的な雰囲気の工場の中で、現地従業員のみなさんが一生懸命組立作業を行っている姿が印象的でした。

工場長のお話によると、バングラデシュはオートバイや自動車の関税が非常に高く、かつ不条理な規制ばかりで困惑しているとのことでした。しかし、間違いなく近い将来、インドやベトナムなどの周辺国同様、バングラデシュでもオートバイの需要が急増すると見込んでいるとのことでした。

<バングラデシュホンダの工場の概観>  工場の概観は撮影OKだが、中は撮影不可とのことでした。モザイク9

地場の大手製造業本社・工場を訪問

さて、ホンダの工場を発ち、さらに2時間半ほどかけて、WALTONという地場の企業を訪問しました。WALTONは、家電製品やオートバイなどを製造しているバングラデシュを代表する大手企業です。

WALTONでベンガル料理のランチをご馳走になったあと、しばらく会議室でWALTONの会社案内を受けたあと、工場の見学に連れて行ってもらいました。

<WALTONの会議室> 昼食、プレゼンのあと皆でショールームと工場へ向かった。モザイク10

<WALTONショールーム1> 薄型テレビモザイク11

<WALTONショールーム2> 冷蔵庫モザイク12

<WALTONショールーム3>薄型テレビOLYMPUS DIGITAL CAMERA

<WALTONショールーム4> オートバイOLYMPUS DIGITAL CAMERA

<WALTONショールーム5> 各種家電製品OLYMPUS DIGITAL CAMERA

<WALTONショールーム6> エアコンOLYMPUS DIGITAL CAMERA

WALTONの工場は、正直言って、とても最先端の製造設備という光景ではありませんでしたが、快く社員の方が隅々まで案内して説明してくれました。

その後、WALTONの工場を発ち、再び2時間半ほどバスで揺られながら、次の目的地、ダッカの大ショッピング・モールである「ジャムナ・フューチャー・パーク」へと向かいました。

(続 く)