2010年中国ソフトウェア市場の販売額、1兆元に

2006.12.27 中国情報局

中国情報産業省は、2010年までに、中国国内のソフトウェア市場の販売額は1兆元の大台を突破すると予測している。2006年から2010年まで、中国のソフトウェアと情報サービス業の国内市場の販売額の増加率は約30%に達するという。

2006.12.27 ブログ写真

上記の写真は1999年に私が北京出張の際、北京の秋葉原と呼ばれる中関村で買った「Windows98」と「Office2000」の違法コピーです。両方あわせて確か日本円で250円くらいだったと思います。路地裏で刺青をしたお兄さん達が売っていたものを話の種に買ってみました。もちろん恐ろしいので私は使ったことはありませんし、使う必要もないのですが、それぞれ正規版は5万円くらいで売られていました。地元の人の話によると、北京市内にある外資系大手企業くらいしか正規版は購入しないとのことでした。まさにコピー天国だったわけですが、正規版とコピーとの間にこれだけ極端に金額の開きがあると、モラルの問題をはるかに超えて、一般庶民にはとうてい手が届かないはずです。今はあの頃よりもコピーに対する取締りがきつくなったと聞いていますが、はたしてどうなんでしょうか?そんな中で1兆元(約15兆円)ものソフトウェア産業が成り立つのでしょうか?とにかく全てにおいて、日本人の想像をはるかに超える、スケールの大きな国であることは間違いないようです。