2007.7.27 NIKKEI NET
日本経済新聞社が実施した「研究開発活動に関する調査」によると、主要企業264社が2007年度に計画する研究開発投資は前年度比6.37%増の11兆8409億円と8年連続の増額となった。
(中略)
業績回復が続く中で、激しくなるグローバル競争を勝ち抜くために資金を研究開発に重点的につぎ込む姿勢が鮮明になっている。
・・・・(記事の転載ここまで)
紙媒体の日本経済新聞の情報によると「TOP10」は下記のようになります。
1位 トヨタ自動車 9,400億円( 5.53%増)
2位 ホンダ 5,900億円( 6.92%増)
3位 ソニー 5,500億円( 1.11%増)
4位 日産自動車 4,900億円( 5.42%増)
5位 日立製作所 4,300億円( 4.24%増)
6位 東 芝 4,030億円( 2.28%増)
7位 キヤノン 3,600億円(16.77%増)
8位 NEC 3,400億円( 1.60%増)
9位 デンソー 3,050億円( 8.97%増)
10位 NTT 3,000億円(10.29%増)
10位のNTTを除けば、自動車・電機メーカーで占められています。ここでまた例によって「企業間格差」の問題がクローズアップされています。
「大企業と中小企業との格差がどんどん大きくなっていく」と一般には思われがちです。
しかし、「世界を制した中小企業、黒崎誠著、講談社現代新書」の中に下記の記述があります。
「『中小企業白書』が指摘するように、1960年以降、付加価値に占める中小企業のシェアは、35%前後で安定的に推移している。この40年間で、日本経済は実質国民生産で12倍、製造業出荷額で20倍になった。その間、中小企業の数は減っていない。大企業に駆逐されるどころか、存在感を強めている」
「世界一の中小企業」について、これからじっくりと研究を始めようと考えています。