2007.3.1 財務省
平成18年の税関における知的財産侵害物品の輸入差止件数は19,591件で、前年と比較すると46%の増加となった。一方、輸入差止点数は約98万点で、前年と比較して11%の減少となった。
また、一件当たりの平均輸入差止点数は50点で、前年(82点)と比較して39%の減少となった。
なお、平成18年6月から輸出取締りの対象となった育成者権侵害物品に係る輸出差止実績はなかった。
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仕出国(地域)別輸入差止実績構成比(件数ベース)では、中国が48.2%、韓国が44.5%、知的財産別輸入差止実績構成比(件数ベース)では、商標権が98.6%、品目別輸入差止実績構成比(件数ベース)では、バッグ類が56.7%となっています。
つまり中国、韓国からの偽ブランドバッグの取り締まりに右往左往した、というわけです。
ヨーロッパの各有名ブランドメーカーに「御社の全世界の売上に占める日本市場の割合は?」と聞くと、どこも判で押したように「40%でございます」と答えます。
しかし、あるヨーロッパ有名ブランドの元幹部だった人の話によると、実際には40%ではなく、80%なんだそうです。
「このブランドバッグは日本人しか買わない」と言うと売れなくなるので、各社知恵を絞って誤魔化している、とのこと。
真実はわかりませんが、日本市場をターゲットにするニセモノが実は、ヨーロッパ有名ブランドのバッグだけ、というのも知的財産大国を目指す国としては、なんだか寂しい、と思うのは私だけでしょうか?