MMD研究所が行った翻訳アプリ精度比較調査の結果を見てみました。
「海外旅行」、「ビジネス」、「緊急時」の3つのシーンで
日本語⇒外国語 「翻訳の精度」
外国語⇒日本語 「日本語の識別」
日本語⇒外国語 「音声の聞き取りやすさ」
外国語⇒日本語 「テキスト変換の正確さ」
の4つの項目の評価点を以下の採点方法で評価したものです。
【採点方法】
3つの言語、3つの利用シーン、10個の文章を3名の通訳者によって、0~3点の4段階評価にて採点。
文章読み上げの際、2回読み上げても文章を認識しない場合は、0点とした。
それぞれのシーン、調査項目のアプリ別平均値を記入。
0点 読み上げた言語が理解されない。
1点 読み上げた言語は理解されるが、翻訳内容がまったく合わず、意味が通じない。
2点 読み上げた言語が理解され、翻訳内容に不自然な部分はあるが、意味が通じる。
3点 読み上げた言語が理解され、翻訳内容に不自然な部分がなく、意味が通じる。
2点以上が「意味が通じる」わけですから、平均点が2点以上の項目をみてみると、英語の場合 Voice Tra の海外旅行の英日翻訳が2.47点で評価が高くなっています。
逆に言うとそれ以外の分野では英語の翻訳はほとんど使えないという結果となっています。
また、中国語や韓国語に関して言えば、英語よりもかなり使える分野が広くなっています。
とは言っても、定型文の翻訳のみですから今のところは「ないよりはずっとまし」という程度でしょうが。