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ハイウェイ
米国やオーストラリアでは、日本の「国道、県道」にあたる幹線道路のことを“highway”と呼びます。ただ英国人に聞くとこの "highway" は、英国ではほとんど使われていないとのことでした。
「高速道路」を意味するときは、米国では、"expressway", "speedway", "throughway" ,"thruway" ,“ freeway”と言い、英国では、"motorway" と言うそうです。
「高速道路」はたいていの場合「有料道路」ですが、その場合は、"toll road"と言います。
バイキング
“Viking” は「スカンジナビアの海賊」のことですから、日本語の「バイキング」を意味したい時は、 “smorgasbord restaurant” か “buffet restaurant” を使います。
バイク
日本語で「バイク」と言うと「オートバイ」を連想しますが、英語で “bike“ と言うと、まず間違いなく「自転車」を連想します。「オートバイ」なら、"motorcycle" か“motorbike“と言います。
バーゲン
「バーゲン」 “bargain” だけでは、「掘り出し物」の意味。 “sale” が正解。 “bargain sale” とはあまり言わないそうです。
バージョン・アップ
「バージョン・アップ(する)」も「グレード・アップ」と同じく、英語では “upgrade”と言います。
「そのソフトウェアをバージョン・アップする」
“upgrade the software to a more recent version”
バスルーム
日本語の「バスルーム」は、まず「お風呂」の意味しかありませんが、米国では「トイレ」のことも意味します。米国では「お風呂」と「トイレ」が同じ部屋内にあるケースが多いため、「トイレ」のことも ”bathroom” と言います。
トイレだけの部屋でも ”bathroom”、シャワーだけの部屋でも ”bathroom”、シャワーとトイレだけの部屋でも ”bathroom”、バスタブとシャワーとトイレの部屋も ”bathroom”、要するに全てが ”bathroom” なのです。
バックナンバー
日本の和英辞典(ジーニアス和英辞典 大修館書店)には、”back numbers of Time” (タイム誌のバックナンバー)という例文が出ていましたが、英国人に確認すると、通常は、”back issues of Time” と言うそうです。
日本の英和辞典、ADVANCED FAVORITE English-Japanese Dictionary (東京書籍)の中にも、”back number” = “back issue”と出ていましたから、「バックナンバー」は必ずしも和製英語とは、言い切れないのかもしれません。
バックミラー
「バックミラー」は、”rearview mirror” と言います。
パネラー
「パネラー」(パネルディスカッション―公開討論会―の討論者)は、”panelist” です。
ハーフ
日本語ではよく「彼女はハーフだ」などという言い方をします。そこでこの「ハーフ」をそのまま使って、
”She is a half.”
などと言うと非常に問題が出てきます。
英語のネイティブによると、”half”には、”less than one”というイメージがあるそうです。 「1に満たない」つまり日本語で言う「ちょっと足りないヤツ」とか「半端者」というようなイメージでしょうか?
また、”half-breed”という言葉を連想させるようです。この言葉を、“LONGMAN Advanced American Dictionary” で調べてみました。
(TABOO) “someone whose parents are of different races, especially one white parent and one Native American parent. Do not use this word.
(忌み言葉)「異なる人種の両親を持つ人、特に片親が白人で、もう片親がアメリカ先住民である場合。この言葉を使ってはいけない」
結局「彼女はハーフだ」を英語にしたいときはどうするか、と言うと下記のように言えば問題ないそうです。
“She is half-American, half-Japanese.”
パンク
タイヤのパンクのことを英語では、"flat tire"と言います。しかし、英国では、"flat" は「アパート」のことを意味するので“I got a flat.”と言うと米国と英国では意味が違ってきます。
(米国)「(僕の車の)タイヤがパンクした」
(英国)「(僕は)マンションを購入した」
パンティストッキング
これは厚木ナイロン工業株式会社(現在のアツギ株式会社)が開発した製品で、「パンティストッキング」と言う呼び名ももちろん和製英語です。米国では、”panty
hose”、英国では単に、”tights”と言うそうです。
ハンドル
自動車の「ハンドル」は、”steering wheel” と言い、自転車の「ハンドル」は“ handlebars”と言います。
また、ドアの「取って」は、"door handle" と言いますが、それは形状が横に細長い「取って」の場合なので、形状が丸い場合は、"door
knob"を使ったほうがよさそうです。
ピエロ
“pierrot”はフランス語で、「パントマイムの道化役」を意味するようです。英語では、”clown”と言います。 この“clown”という言葉は、サーカスの「ピエロ」という意味のほかに、“class clown”と使えば、「クラスのひょうきん者(お調子者)」というような、良い意味も持っていますが、一方で「愚か者」「無能なヤツ」という悪い意味も持っています。
「ヤツは無能だ。このプロジェクトを任せてはいけない」
“He is a clown. Don’t let him take care of this project.”
PK戦
「PK戦」は、”penalty shoot-out” と言います。
ビラ(配布物)
広辞苑で「ビラ」を調べてみると、「 bill の訛。宣伝広告のため、人目につく所に張り出したり通行人に配ったりする紙片、ちらし」とありました。 英和辞典で “bill”を調べてみると下記の例が出ていました。
「ビラをはる」
“post (up) a bill”
「張り紙お断り」
“Post No Bills”
この他にも「ビラ」の訳としては、"flier (flyer)"、 "handout"、 "placard"、
"notice"、 "leaflet"、 "poster"などもあるようです。
フライドポテト
米国では、”French fries”、英国では、”potato chips” もしくは単に、”chips”と言います。そうすると、日本で言う「ポテトチップ」は何と言うのかというと、米国では、”potato chips”もしくは単に”chips”で、英国では、”crisps”と言います。ややこしいですね。
フライング
日本語で「フライングする」は、正常なスタートの時間よりも早くスタートをする「不正スタート」という意味で使われていますが、英語の “flying start” は「好調なスタート」「良いスタート」を意味します。まったく意味が逆ですね。日本語の「フライングする」を英語で言うと、”jump the gun” とか “make a false start” となります。
「彼はフライングをしたためそのレースで失格となった」
He was disqualified from the race because he jumped the gun.
英語の “flying” を使って例文を作ると次のようになります。
「彼は選挙運動で好調なスタートを切った」
He has got off to a flying start in the election campaign.
ブラインドタッチ
英語のネイティブが、“blind touch”(ブランドタッチ)と聞くと、“characters for blind people”= ”Braille”、つまり「目の不自由な人たちへの文字=点字」を連想するようです。
英語では、”touch-typing” と言います。
フリーサイズ
「フリーサイズ」 は、 “One Size Fits All” と言います。英語のネイティブにとって “free size” は「????」となります。
フリーター
Wikipediaによると、「フリーター」の語源は、「1980年代後半のバブル経済の時期に、ミュージシャンや俳優になるという夢を持っているため正社員として就職せず、日々の生活費はアルバイトで稼ぐ若者に対し、プータローと蔑視するのはなく、人生を真剣に考える若者として応援したいという意味からフリーターという言葉が生まれた」とあります。
そのため、「フリーランスでアルバイトをする人」という意味で、「フリーアルバイター」という造語が生まれ、その省略形として「フリーター」が定着した、とのことです。
英国人に聞いてみると、今のところこの概念に匹敵する英語表現はないようなので、”person who only works part-time” としか言いようがないとのことでした。
フリーダイアル
英語では、"toll-free number"と言います。
フリートーキング
日本語では形式や時間などの制限を設けない「自由討論」のことを「フリートーキング」と言っているようですが、英語でこの意味に当たる言葉はないようです。意味をとらえて英語にすれば、”unthemed discussion” となるようですが、実際には(少なくとも英国では)このような言葉はないとのことです。
プレイガイド
英語で、“play guide” とは言わないようです。 “ticket agency”、“ticket office”, 英国では、”booking
office”と言うそうです。映画や劇場の切符売り場のことは、”box office”と言うそうです。
プレイボーイ
英国人ネイティブによると、「プレイボーイ」と ”playboy” のイメージも微妙に違うようです。日本では「プレイボーイ」と言うと、「遊び人」というようなネガティブなイメージも強いですが、英国での ”playboy” のイメージは、必ずしもネガティブなものではなく、むしろ「男性の憧れの的」というようなイメージがあるようです。
高貴な家柄で大邸宅に住み、特にあくせくと働くこともなく、数多くの「ガールフレンド」達と高級車や豪華クルーザーを乗り回しながら、優雅に暮らす大金持ちの男性のこと、みたいな感じだそうです。
ちなみに LONGMAN で ”playboy” を調べてみると、 ”a rich man who does no work and spends his time enjoying himself with beautiful women, fast cars etc” とありました。
「仕事などせず、美しい女性達と楽しく時を過ごし、高速カーなどを乗り回しながら人生をエンジョイする金持ちの男」なので、日本語の「セレブ」は、あえて言えば、 ”celebrity” よりは ”playboy” の方に近いのかもしれません。
フレッシュマン
英語の“freshman” は大学や高校の「新入生」つまり「1年生」を意味します。
日本語の「フレッシュマン」が「新入社員」を意味するときは、”new employee”と言います。また、「新しく来た人」とか「新顔」を意味するときは、”newcomer”を使います。
フロントガラス
米国では、” windshield “ 、 英国では、” windscreen “と言います。” frontglass ”とは言いません。「前のガラス」だから
“ frontglass “とは、まさに和製英語の典型ですね。
ペア・ルック
「ペア・ルックのカップル」を英語にすると、“a couple in matching clothes (dress)”とか、“a couple in the same clothes (dress)”になるようです。
「その夫婦はペア・ルックのジャージーを着ていた」
“The married couple wore his and hers track suit.”
この場合の “his and hers”は、「男女おそろいの」という意味の形容詞になります。ちなみに “track suit” は、(上下おそろいの)ジャージーを意味します。
また、英語の ”jersey” は、スポーツ選手か着ているユニフォームのシャツ(たとえば、サッカーの日本代表ならばブルーのシャツ)を意味します。
ベスト10
英語では通常、”Top 10”と言います。日本語では、たとえば、「面積の広い都道府県、ベスト10」などと使われたりしますが、広いことが必ずしも、”best”(最良)とは限らないので、意味的に考えても、”Best 10”(最良10位)よりは、”Top 10”(上位10位)の方がよいでしょう。
ペーパーカンパニー
英語で「ペーパーカンパニー」つまり “paper company” と言うと「製紙会社」の意味になってしまいます。登記上存在するだけで実体のない会社を意味するときには、”bogus company”とか”front company” と言うようです。
ペーパーテスト
「ペーパーテスト」は、”written test” とか ”written exam” ですね。
ペーパードライバー
「ペーパードライバー」にあたる英語は英国にはないそうなので、言葉で説明するしかないようです。
「彼女はペーパードライバーだ」は、 “She has a license but she can’t drive.” となります。
ベッドタウン
都心の通勤範囲内にあり、マンションや一戸建て(house)がたくさん立ち並ぶ住宅街のことを「ベッドタウン」と言うことがあります。しかしこれをそのまま ”bed town” と訳してしまうとちょっとまずいことになります。
なぜならば、ネイティブがこの ”bed town” から連想することは、なんと「売春街」なのだそうです。
「ベッドタウン」にあたる英語は、 ”bedroom suburb” だそうで、他にも ”bedroom community”, “dormitory suburb”, “commuter town” などがあるようです。
これを知らずにネイティブに「私は東京の ”bed town” に 住んでいます」などと言ったら、彼らは、きっと青い目を「白黒」させるでしょうね。
ボーイフレンド・ガールフレンド
「ボーイフレンド」「ガールフレンド」は「ちょっと仲の良い異性の友達」程度を意味することが多いので、「彼女はもてるからボーイフレンドがいっぱいいる」なんて使われ方があるわけですが、英語の ”boyfriend” と ”girlfriend” はまさに日本語の「恋人」とか「彼氏」「彼女」を意味します。
ホーム(鉄道駅の)
駅の「ホーム」はもちろん英語では “platform”ですね。日本語を習いたての外国人によると、日本の駅ではよく「ホーム」という言葉が構内放送で多用されるので、「家がどうした?」と混乱するそうです。
ホームページ
本来 ”website” のトップページのことを「ホームページ」と呼ぶのですが、日本では、”website” 全体のことを、「ホームページ」と呼ぶ習慣がすっかり定着してしまいました。したがって、「ホームページ」は、英語では、”website”,
「トップページ」は、“homepage” もしくは、”home” となります。 ただし最近では英語圏でも日本と同様に ”website” のことを “homepage” と呼ぶ傾向も出てきているようです。
ボディチェック
“body search”、“frisk”、 “security check”と言います。動詞で使うときは、”search”や“frisk”を使います。
「警備員にボディチェックを受けた」
“I was frisked by security.” “I got a body search by security.”
「警官は彼をボディチェックした」
“The police searched him.”
ボリュームアップ
「ボリュームアップする」は、”to get more” です。
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